【彼女は一人で歩くのか?】
【彼女は一人で歩くのか?】
森 博嗣 著
AIが発展している現代でも起こりえそうな内容で、読んでいて楽しかったです!
<内容>
人間と人工細胞でできた生命体、ウォーカロン(作中では、「天然」と「養殖」と例えられてます)。
研究者であるハギリは脳波によって人間かウォーカロンかを見分ける研究をしている。
ある日、何者かによって襲撃を受けるハギリ。そこに現れたのはウグイと名乗る女性。
彼女が所属している機関の庇護を受けながら研究を続けられるようになったが、徐々にあることに気付いていく。
<感想>
読み終わって思い出したのは映画「Matrix」でした。
それと、「不気味の谷現象」や「水槽の脳」、「比喩の洞窟」も思い出しましたね :)
今自分の目を通して見ている世界は本物なのか? 何が人間という定義付けをしているのか?答えは人それぞれですが、こういった抽象的なことを考えるのも楽しいですね!😊
【読了時間】
6時間
【ページ数】
246
【BRAIN 一流の頭脳】
【BRAIN 一流の頭脳】
"ノーベル生理学・医学賞の選定機関、スウェーデンのカロリンスカ研究所"出身の精神科医 Anders Hansenさん著
本書のテーマは
「身体を動かすことが脳には一番良い効果を発揮する」
面白い研究結果がいくつも挙げられていて、脳に関する情報をアップデートしてくれた。
例)
脳は加齢に伴って衰える
↓
老若男女問わず定期的なウォーキングをすることで「*実行制御」が向上していた
*自発的に行動する、計画を立てる、注意力を制御するといった重要な機能
<実験内容>
被験体:60歳 100人
Aグループ = 週に数回の頻度でウォーキングを1年間続ける
Bグループ = 同頻度で心拍数が増えない程度の運動を続ける
結果:Aグループは、側頭葉と前頭葉 / 側頭葉と後頭葉の連携が強化された
連携が強化される = 人間が動く時に脳が使う「機能ネットワーク」と呼ばれるプログラムがスムーズになる
【ページ数】
312
【読了所要時間】
12時間
【Whyから始めよ!】
【Whyから始めよ!】
サイモン・シネック著
Why “Why”?
世の中には、周囲の人を感激させ、奮起する力、すなわち人をインスパイアする能力を持つリーダーがいる
- ものの考え方
- 行動様式
- コミュニケーション術
これらは生まれつき持っている人もいるが、
誰もが人の先頭に立つことができる
人々の胸をときめかせ、鼓舞することに成功した個人や組織が取ってきた行動パターンはすべて”Why”から始まっている
- ライト兄弟
- スティーブ・ジョブズ
- マーティルーサーキング
ゴールデンサークル
多くの企業は下の順番からアプローチする
What→How→Why
Most people know what they’re doing
自社が取り扱っている製品やサービスのことなら誰だって説明できる
Some know how they’re doing
自分がしていることの手法を知っている人や企業
例)
価値観の違いを持たせる
独自の工程
ユニークな販売計画
Quite a few people know why they’re doing
*「お金を稼ぐため」は含まれない
なぜ?→お金は結果に過ぎないから
目的は何か?
なぜあなたの会社は存在しているのか?
なぜ朝早くに起きて出勤してるのか?
円の外側から内側に向かう順番で考え、行動しコミュニケーションを取っている
Why→How→What
優れた企業は内側から外側の順番でコミュニケーションを取る
例)
Apple
一般の企業のアプローチの仕方をした場合
“我々は、素晴らしいコンピュータを造っています。
美しいデザイン、シンプルな操作法、取り扱いも簡単。
一台、いかがですか?”
Appleが実際にコミュニケーションを取っている順番
“現状に挑戦し、他者とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。
製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。
その結果、素晴らしいコンピュータが誕生しました。
一台、いかがですか?”
【読了時間】
6時間
【ページ数】261
【サバイブ 強くなければ、生き残れない】
【サバイブ 強くなければ、生き残れない】
生物学の天才と奇才漫画家が描く、異色のマンガ作品
世の中には動物の生態からヒントを経て人々の生活に役立てるものがある
「バイオミメティクス」
例えば
蚊の針 → 痛くない注射針
サメ肌 → 競技用水着
etc
本書では、生物の様々な「強さ」を紹介して「本当の強さとは何か」を考察している
例えば
ティラノサウルス → 力で圧倒
チーター → 速さで獲物を狩る
シャコガイ → 硬さで外敵から身を守る
この本を読み通して、人間界でのサバイブ術を模倣することができるかもしれない
【ページ数】
225
【読了所要時間】
2時間