【魔法の色を知っているか?】
【魔法の色を知っているか?】
森 博嗣 著
Wシリーズ第2段の作品
もしや”W”の意味って5W(why / what / who / when / where)のことなのでは?と推測する
本作において主人公のハギリはチベットで反乱軍の襲撃に遭う
面白いと思った部分は、国家間での戦争や紛争といった争い事はコンピュータでシミュレーションされるため実際には起こらない、というところ
現実世界でもアルファ碁が人間を相手に勝つだけでなくアルファ碁ゼロが出てきてAIが自己対戦して学習しているニュースが取り上げられていた
近い将来、戦争はゲームや本著のようにシミュレーションだけで勝敗が決まるようになるかもしれないですね
また本著ではタイトル通り「魔法の色」について理解が深まる状況が起こります
まだまだ続編があるようなので、作品内で課題となっている人口増加がほぼ不可能な世界での解決策なんかも分かってくるのではと考えてます
余談ですが、Sequence毎の始めに書かれている引用文が前回取り上げた
ニューロマンサーだったのは嬉しかったです
【読了時間】
10時間
【ページ数】
261