【ソフィーの世界】
【ソフィーの世界】
ヨースタイン・ゴルデル 著
14歳の少女、ソフィーと不思議な男レバノンとの間で手紙や対話を通して哲学の歴史を易しく学んでいく内容となっている
本書の中で
「哲学の世界に入っていく一番良い方法は問題意識を持つこと」とあります
世界はどのように創られたのか?
今ここで起こっていることの背後には意思や意味があるのか?
死後の命はあるのか?
etc...
また、中盤でソフィーの友人ヨールンがこう質問します
「どっちみちそんな(哲学の)問題には誰も答えられないじゃない」
この問いにソフィーは
「でも、こういう問いを立てるってことだって、わたしたちはまるっきり勉強してこなかったのよ」と答えます
当たり前なことを当たり前じゃない、どうしてそうなったのか成り立ちを考えることも重要であると改めて感じました
僕の好きなプラトンの「洞窟の比喩(Allegory of the cave)」もとても分かり易く説明されてます(^-^)
「哲学って何だか難しそう」「哲学に興味があるけどどれから手を付けたら良いか分からない」と言う方にもおススメの本です
【読了時間】
10時間
【ページ数】
372