【灰と幻想のグリムガル】
【灰と幻想のグリムガル】
十文字 青 著
もし本当にスライムやゴブリンがいたら?
RPGゲームを遊んだことがある人なら一度は想像したことがあるのではないでしょうか
本書はいわゆる異世界転生のラノベです
ただ、転生した先で無双できるような主人公ではなくゴブリン1体倒すのにも一苦労するリアル(?)志向な作品です
少し油断するだけで敵に殺されてしまうような死と隣り合わせの世界で仲間と共に過ごす物語
Amazonのレビューにありましたが、「とことんリアルなオンラインゲーム」という表現がこの本をうまく表現していると思います
実際に著者の方もドラクエやFF、Diablo等に影響を受けているとあとがきに残してます
ファンタジーに興味がある方にオススメです
ラノベということもあってスラスラ読めます
【読了時間】
6時間
【ページ数】
320
【The Giver】
【The Giver】
Lois Lowry 著
Everyone wants to have a peaceful life, not getting into trouble, not suffering from hunger, and not afraid of death.
In the book, people don’t have the experience of fear, pain, and even excitement.
They have abandoned the differential characteristics to be same.
Jonas, 12 year old, was chosen to become a “receiver”. The role is inheriting everything people have gone through in their history such as happiness like love and also sadness like a war.
As Jonas meets to The Giver, who gives knowledge and wisdom, he reaches to the truth and makes a huge decision, which is....
The book reminds me of “the allegory of the cave”.
When a man looks for truth, he suffers from painful to see it. And when he finds the truth, he can’t come back to who he used to be.
全てがコントロールされている完璧な世界
ユートピアのように聞こえるが果たして本当にそうなのか?
12歳になると働く先も決められる
旦那さんや奥さんも決められる
子供も選ばれる
混乱を招くからといって色の概念もない
(白黒映画のイメージ)
好きという感情を持つと薬でそれを抑える
ただし、この世界の住人はこれらが当たり前なので疑わないでそれを受け入れる
SF小説ですが、なかなか深い内容となってます
ページ数はそこまででもないですが、出てくる単語が少し難しく感じるかと思います
本書が原作の映画「ギヴァー 記憶を注ぐ者(原題: The Giver)」を観てから読み始めるとストーリーが分かっているので内容が理解しやすいと思います
【難易度】
★★★☆☆
【読了時間】
10時間
【ページ数】
204
【Wonder】
【Wonder】
R. J. Paracio 著
Have you ever gone through the thought: what people around me think of myself or themselves?
This book, Wonder, reminds me of the thought.
For some people, it may sound like I’m depressed or something like that, but actually it gave me the opportunity to stop the daily busy life and take a look at a school life in NY.
The book starts with August, one of the main characters in the book, just enrolls in a new school. He has homeschooled before, so he and his family gets half nervous and half excited about how it will go...
As I finished reading, I felt that everyone has something to hide or go through regardless of outside and inside.
Some people look happy but feel unhappy, vice versa.
So the book was the good reminder for that.
The important thing is that we can’t judge a book by its cover :)
インスタでフォローしている方の中で興味の湧いた本だったので読ませていただきました(^-^)
物語の進み方は:
新しい環境、新たな出会い、主人公に訪れる困難、そしてそれを乗り越えた先に待ってるハッピーエンド
といった感じでハリーポッター1作目を彷彿とさせるような読み終わった後の気持ち良さがありました
Green Dayの”Wake me up when September ends”がチャプターのタイトルになっていたりと読んでいてニヤリとする部分もありました
目頭が熱くなる場面がいくつもあり読み進めていて退屈になることはありませんでした
英語もそこまで難しくないので、洋書にチャレンジしてみたい!という方にもオススメの一冊です☺️
【難易度】
★★☆☆☆
【読了時間】
10時間
【ページ数】
320
【会計天国】
【会計天国】
竹内 謙礼 / 青木 寿幸 著
事故で命を落としてしまった経営コンサルタントの北条に突如黒スーツで現れた天使のK
悩みを抱えてるとある5人を会計ノウハウを使って幸せにすれば、現世に蘇らすという提案をKは出してきた
娘の結婚式に出席するためにも現世に戻りたい北条は果たして、無事5人を幸せにできるのか?
1人目 アパレルを経営する元アイドル社長
2人目 アニメグッズを販売するオタク社長
3人目 親が買収した子会社で粉飾決算を発覚し悩む娘
4人目 売上至上主義で出世したが部下に悩むやり手部長
5人目 ???
決算書と会計の知識を勉強できる本書はマネージメントを分かりやすく勉強できる「もしドラ」を思い出しました
図で貸借対照表や損益計算書等が説明されていますが、予備知識なしでは少し難しいかもです
ストーリーとしてはしっかりしているので会計や簿記の知識を勉強したいという方にオススメです
【読了時間】
5時間
【ページ数】
222
【ゲームウォーズ 上】
【ゲームウォーズ 上】
アーネスト・クライン 著
映画「Ready Player One」の原作
現実世界は物資や資源の枯渇、貧困など世界問題が悪化している
人々はネットワーク、OASISと共に生活をしていた
OASISの中では経済が成り立っていて現実世界にある物の購入もOASIS内の貨幣でできる
OASISユーザーは一人ひとりアバターを持っていて人間からモンスターやロボット等容姿を自分の好きな格好にすることができる
そんなユートピアのような世界であるOASISの創始者が自身の最期に全ユーザーに挑戦状を送る
その内容は、OASIS内に隠したイースターエッグを見つけた人には遺産の全てを授ける、と言うものだった…
本書の中で面白いと感じたのは
主人公であるウェイド・ワッツが幼い頃からネットにある動画や資料を見て成長してきた、と言うもの
つまり、親や先生からではなくネットから教育を受け成長した
近い将来には現実世界には学校は無くなって、
代わりにネットでどこからでも教育を受けられるようになるのでは、と思った
ネット世界 = ユートピア
現実世界 = ディストピア
な世界観は映画「マトリックス」を思い出しました
ちなみに、映画版も観たのですがイースターエッグの攻略法が原作と違いました
僕は両方とも楽しめたので、興味があれば観てみてください(^-^)
【読了時間】
20時間
【ページ数】
398